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Step 09 「見る」と「読む」をつなごう!(2)

 

【テーマと目標】【基本メニュー】【基礎力強化メニュー】【+αメニュー】【ポイントと留意点】【Q&A】


■テーマと目標
 Step  08の擬似的速読トレーニングは、思ったような成果が上がったでしょうか?
 この09では、もう少しだけ読書スピードを加速していきます。
 強制的に読むテンポを指定して、そのテンポ・スピードで読んでいきます。新しいスピード感を自分のものにして、そのスピードでのリラックスと集中の意識のバランス、視野の広さをコントロールできるようにしましょう。
 

□Step 09のテーマ
 広い視野で行をとらえ、淀みのない視点・視野の移動ですべての文字を的確に捉えていく「速読の眼」の基本を完成させます。
1.文字に対して高い集中力を維持したまま、視野を広く保ち、的確且つ高速に行を追跡する
 書籍を使った追跡トレーニングで、実践的な視野の移動を身につけていきます。
2.文字に集中しつつ、文字に執着せず、軽やかに読む感覚に慣れる
 これまでおこなってきた読書を質的に変化させていく試みが続きます。文字をリラックスして、受動的に、軽やかに読むという感覚の手がかりをつかみましょう。
 

□Step 09の目標
 新書などの書籍を使った追跡測定で180行を越えること(Step 08と同じです)、読書スピード測定では、初見の本を理解度B(〜C)で1500文字以上のスピードで読むことが目標です。

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■トレーニングプログラム

□基本メニュー

1.イメージトレーニング

 心と体をリラックス状態に導き、速読トレーニングの成果を上がりやすくすると同時に、達成イメージを描くことで、脳と体の機能を高めます。
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2.一点集中トレーニング
 集中力を高めるトレーニングです。体と眼の力を抜きつつ、しっかりと1点に集中する力を養います。
 フォーム集中A(中級 または上級) ・カスタムメトロノーム(Step09-con.mt6)を使います。
○1分間×セット
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3.スムーズ追跡トレーニング(スムーズ追跡)
 Step 08と同様に、実際の書籍を用いておこないます。より実践的な視野の移動を作ること、行から行へのスムーズな意識・視野の移動を実現することがねらいです。新書などの文字が比較的詰まった書籍・カスタムメトロノーム(Step09-smt.mt6)を使用します。
○1分間×5セット
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4.擬似的速読トレーニング
 Step 08の擬似的速読トレーニングとは、また違った趣向でトレーニングします。
 同じ箇所を4回読みますが、最初の2回はメトロノームのリズムで読むペースをきっちりと維持していきます。当然、読む意識がじゃまされますので理解度は上がらないでしょう。しかし、「読みたい」という執着をそらし、軽やかに読む感覚の手がかりをつかんで ください。
 新書などの読み慣れたジャンルの書籍・カスタムメトロノーム(Step09-gij.mt6)を使用します。
1.新書などの書籍を使って取り組みます。 あまり難易度の高くないもの、はまりこんで読みたくなるものは避けましょう。
2.読む前に、目標とするスピードを設定し、そのスピードを実現するためには、1ページを何秒で読まなければならないかを計算しておきます。(PDFトレーニングガイドのフォームに従って計算してください。)
3.初見の箇所を2分間読みます。メトロノームが1秒1拍ペースで鳴りますので、頭の中でカウントを取りながら、目標ペースで読んでいきましょう。(2分間)
読む際にはしっかりとカウントをとりながら読んでください。読む意識とカウントをとる意識は、3:7ぐらいと考えてください。
4.同じ箇所を同じようにして2分間読み直します。先ほどと同じ箇所を、同じペースで読みますので、1回目よりも内容が伝わってくるのではないでしょうか。ここで「軽やかに読む」という感覚の手がかりをしっかりとつかんでおきましょう。なお、読む意識とカウントをとる意識は、7:3ぐらいとし、読む意識を優先させます。
5.ここで、2分間で読んだところ(最後の部分)に付箋などで目印を貼っておきましょう。
6.3回目もやはり同じようにして、同じ箇所を読みます。ただし、メトロノームのテンポが2割アップしていますので、意識のコントロールをしっかりとしないといけません。
7.120拍で1,2回目に読んだ範囲が終了しますが、そのままの勢いでさらに1分間読み続けます。徐々に自分で「読める」という手応えの感じられるペースまで落としていきましょう。とはいえ、これ自体が手がかり探しですので、1分間しっかりと意識・視野・理解度をコントロールしながら取り組んでください。
8.付箋を貼った場所から今読み終わった場所までの読書スピードを計算してください。メトロノームが鳴り終わってから、ちょうど1分読んでいますので、単純に今読んだ分量が1分のスピードになります。ついでに自分なりの手応え・理解度もメモしておきましょう。
9.今度は新しい箇所を2分間読みます。ここまで3回の取り組みの成果(手がかり)を活かしながら、いろいろな読み方に挑戦しましょう!目標は最初に設定したスピードです。
10.この1〜9を1セットとして、3〜5セット繰り返しましょう。時間がなければ2〜3日に分けておこなってもいいでしょう。
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5.擬似的速読トレーニング
 Step 08の擬似的速読と同じような方法でおこないます。ただし、今回は120秒・60秒・30秒・30秒の4回を1セットでおこないます。
 初見の本(読み慣れたジャンルのもの) ・カスタムメトロノーム(Step09-gij-1.mt6)を使用します。
1.初めて読む本を用意します。
2.まず2分間、理解度Bを目標にして普段通りに読みます。ここまでの取り組みで得た手がかりを活かしながら読みましょう。
3.次に同じ範囲を読み直します。今度は1分です。ここでは「気楽に理解度B」という読み方でもいいですし、「リラックス優先で、理解度は無視」(結果として理解度がどうなったかを確認)など、 自分なりに課題を設定して、さまざまな読み方を試します。
4.3回目です。30秒です。理解度D程度で大胆に軽く読みます。
5.4回目です。もう1度、30秒読みます。目標は2分間で読んだ範囲すべてを読み直すことです。リラックスして視野を広げ眼に力みのない読み方を意識しましょう。
7.このように4回の同じ範囲の読書を3セットおこないます。
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6.スピードチェック!
 スムーズ追跡トレーニングの成果と擬似的速読トレーニングの成果を確認します。
 追跡スピード測定ではトレーニングに使った新書を、読書スピード測定では初見の本を使います。読書スピード測定は毎回新しい範囲(初見の部分)を読んでください。
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□基礎力強化メニュー

1.アイボールトレーニング
 目の運動機能を高めることで、目(視野)をコントロールしやすくします。同時に、見る対象を的確にとらえる能力を養います。
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2.文字追いかけトレーニング
 受動的に読む感覚、ほどよく広く保った視野を移動させていく感覚を探ります。
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3.行見わたしトレーニング

 文字追いかけトレーニングと同じく、受動的に読む感覚や、ほどよく広く保った視野を移動させていく感覚を探ります。こちらのトレーニングの方がレベルが高くなっています。
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□+アルファメニュー

 各トレーニングの解説は、メニューをクリックして解説ページでご確認ください。

1.順番にクリック!

2.速耳トレーニング

3.脳力アップトレーニング

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■ポイントと留意点

□目標の考え方
 カウントを数えながらでも「読めないことはない」ということに驚かれたでしょうか。ただ、読んでいるときは分かっているつもりでも、読み終えた段階ではまったく思い出せないものです。逆に、カウントを数えるとまったく読める気がしないという方は、リラックスできていない証拠です。リラックスすることで初めて、私たちは意識を多方向に向けることができます。このトレーニングを何度もおこなうことで、意識を分散する感覚を養ってください。
 カウントを数えることで、意識が分散している分、理解度は当然下がりますが、この「意識が分散している」状態は、 読むことに深入りすることを避け、これまで通りの「頭の中で読み上げる読書」を排除する効果があります。
 数セット行うわけですから、最初から質の高い読書を求めず、指定されたスピードを保ちながら、読む意識、視野の広さなどを探るつもりで読み、その結果、理解度はどうだったかと点検し、次のセットに活かすようにしましょう。

□ワンポイントアドバイス
○擬似的速読トレーニング
 前のステップでも書いたとおり、毎回が挑戦であり、毎回が手応え・手がかり探りです。がんばって読むというのではなく、やや冷静に、自分の眼、意識などの状態をつかみ、次の取り組みにつながるような読み方を心がけてください。

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■よくある質問・ケーススタディ

Q. 3回目も4回目も、読んでいるうちに徐々にペースが落ちていき、なかなか目標ペースを越えられません。何に気をつけたらいいでしょうか?

A.「越えられない」と考えるのではなく、3回目、4回目のトレーニングすらトレーニングなのですから、スピード優先で読んでみるなど、様々な読み方を探っていってください。「できない」という結論は 無意味・無益です。「どうやったらできるようになるか」を考えながら試行錯誤するのがトレーニングであり、「できる」まで続けさえすれば、やがてできるようになります!

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